薪屋のおやじ

寒くなり、薪ストーブシーズンの到来です。薪はいつ集めるの?「今でしょ」いやいやもう遅いです。基本は今から2年後の薪を考えなければならない。乾燥の問題があるからだ。
しかし、これは山を持っている人の話。薪ストーブオーナーでも薪に最適な山を持っている方は少数派であろう。待たざるものは、買うか、もらうか、盗むかの選択となる。薪集めの上手な方は驚くほど精力的にあっちこっちに声をかけ、めげずにもらえる薪を集める。私のような気の弱い男には薪集めは向かないのである。薪を買うのも抵抗があり、盗むなどはありえない。できるだけ薪を燃やさない薪ストーブは私には必要であっのだ。
実際のところ薪を購入する方は多い。バイオマス・自然エネルギーなどと言いながらも買っているのだ。悪いことではない。それが経済活動だ。中東に金を出し、アラブの大富豪や投資ファンドが潤うのは面白く無い。
私は数少ないコネクションからケヤキを入手(貰っている)している。 ケヤキは火持ちが良いが臭いと薪割りに問題がある。入手したケヤキはすでに乾燥がかなり進んでいて、これを手で割るぐらいなら、間違いなくホームセンターで販売されている1束700円の薪を買うほうが経済的だ。ケヤキはクヌギやナラの4倍の薪割りの能力が必要と感じている。道具であるアックスや和斧に興味がないわけではないが、機械のほうが好きなので薪割り機を自作した。恥ずかしい話だが、薪ストーブ屋でありながらクヌギやナラは薪割りをしたことがなく、燃やしたこともほとんどがない。
ちょっとした縁で、今年の春切りの玉切り済のナラを購入した。 基本は冬に伐採したものが良いのだが。
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重量約400kg。積載オーバーじゃん!!早速、自慢の薪割り機の出番だ。

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あっという間に薪割りが出来る。
ケヤキに比べたら割り箸のようだ。薪割りの労力が1/4ですむ。これなら、斧で割るのもたいしたことない。
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苦労したケヤキの薪割り。
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薪ストーブ屋であるなら、燃料費である薪の値段を熟知しなければならない。
薪の生産工程
JASで1束(1箍)直径22.5cmの規格があるらしいが、長さに関しては規定はないようだ。
 なので1束何円と言われても長さが30cmと50cmの薪では量は異なるわけだから、1束とかの表現は私は好まない。更に1棚に至っては何㎥か規定はない。1㎥と言っても原木か原木を玉切したものか、又は割ったものでは㎥が異なる。私は重量で伝えるべきであると思う。乾燥すると重量が異なるとの、ご指摘を受けそうであるが、体積に比べ誤差は少ない。
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そんな中、ある薪屋さんの乾燥済みの薪を試験用に購入してみた。1束を10kgを基準にしていて、重いものは11kg弱ある。材はナラにした。太割と中割があったがもちろん中割を買う。
そこの店主と薪談議したが、これほど薪について共感する人は今までにいなかった。店主も話しがわかるの人は初めてだと言っていた。要約すると、「薪は太割りより中割のほうが良い 」という結論であるが、大量の太割りをストックしている人には語弊があるであろう。 同じ重量の薪であれは中割のほうが暖かい(燃焼が早いため早く燃え尽きる)。私見であるがストーブの種類や設置条件により異なるが、太割りを連続燃焼させるには相当な熾(熱エネルギー)が必要で、そのエネルギーは暖房には過大である。何度もいうが薪の節約は(低燃費の薪ストーブは)少ない薪を高温で長く燃焼させ、煙突からの排気熱を可能か限り捨てないことだ。ベテラン薪ストーブオーナーからはご批判を受けそうであるが、猿でもわかる単純な理屈である。

2 thoughts on “薪屋のおやじ

  1. 鉄人アーツ 投稿者返信する

    カネ様
    おはようございます。
    薪割りより仕事をしてその分、稼ぐほうが合理的ですね。趣味ならば楽しみならできます。しかし、膨大な量は辛い労働以外なにものでもありません。カネ様の地域では軽井沢程度と思われますので年間2tを目安(4立米)に確保して下さい。焚く時間にもよりますが、少し多いかもしれません。

  2. カネ 投稿者返信する

    最初に薪集め(自分で立木を切って割るまで)していた頃のは、50cm長さで太くゴツイものを好んでいた。⇒VCやネスタを意図していたので。
    そして一時的に細くそして短くなった、⇒トーンベルクを意識して
    最近は40cm程度で細めを良しとしている⇒****-*を意識して
    でした。そして自分で立木切るほど割に合わないものはないと思い始めている今日この頃。****-*でもシーズン分確保は容易では無いですよね。

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