ロケットストーブは完全燃焼するのか?

先日、我がブログが過去最多のアクセス数を記録した。
どうやら、「所さんの目がテン! 」でロケットストーブが紹介されたらしい。
情報によれば科学者が「ほぼ完全燃焼する」と言ったという。

科学者らしからぬ言葉である。何をもって完全燃焼と定義されるのかが問題となるが 、ロケットストーブを含む薪ストーブ程度では完全燃焼などしないのです。

これまで、 何度も完全燃焼しないと訴えてきたので残念である。それでは、一斗缶でロケットストーブを製作した方にお聞きをしたい。ロケットストーブの直火で鍋やヤカンにススやタールが付着しない方がいただろうか?ガスレンジの場合は底に目に見える付着はありませんよね。

対流・反射式の石油ストーブや石油ファンヒーター などは換気を注意して部屋の中で使用しますが、ロケットストーブが完全燃焼すると言うのなら、同様の使用ができるはずである。しかし、それは危険な事である。燃焼が安定しても排ガスは煙突で外部に排出しなければならないのだ。よって私は完全燃焼などないと思っている。

世間ではロケットストーブは完全燃焼するから煙が少ないとも言われております。ごく一般的な輻射式薪ストーブでも排気ガスが高温の場合は、ほとんど煙は出ません。煙が出ない=完全燃焼ではないのです。
2015-01-20-09-13-20
写真・奥はオリジナルサイクロンジエットストーブ(密封型ロケットストーブ)・手前ガスバーナー

青い炎が高温とは小学校で習いますが、薪ストーブの場合青い炎が高温とは限りません。多くの場合、青い炎は燃焼空気を絞った場合にみられます。高温に燃えるのには十分な酸素が必要ですから。

ある方から「我が家のロケットストーブは灰が溜まらない」とご連絡をいただいた。確かに灰は溜まらないのでしょうが、ある一定量の灰は必ず発生しています。その灰が溜まらないとは言うことは、どこか別の場所に移っていると思われます。高温で燃えた薪の灰は非常に軽いのです。一斗缶タイプのロケットストーブなどはヒートライザーから大気中に灰が排出されています。また、ドラム缶などで返しをつくった場合はドラム缶の下部に灰が溜まるでしょう。

ご意見をいただいた方から記事に関して返信をいただいた。「灰は溜まらないけど、出ないとは言いません。出て、当たり前ですから。高温での炉内の燃焼では、炉内には溜まりません」私は「溜まらない」との言葉に深い意味を感じていたが、思っと通りであった。

薪ストーブの炉内が高温の場合は灰が少なくなるのですが、低温の場合、灰が多くなるのは熾が燃え残り炭になるからだと思っています。また、樹種でも灰の量は異なります。同じ体積なら比重の重い薪の方が灰は多くなるでしょう。また、樹皮の多い薪は灰が多くなります。

 

2 thoughts on “ロケットストーブは完全燃焼するのか?

  1. 鉄人アーツ 投稿者返信する

    カネ様
    おはようございます。
    なんとも、頼もしいお子様ですね。涙ながらに「完全燃焼はあります」とは言わないのでしょう。(私は未だにSATP細胞はあって欲しいと思っています)将来が楽しみなリケジョですね。
    最近、オートバイのマフラーを外す機会がありましたが、煙突のようにススが内側に付着していました。でもそれは常識です。純度の良いガソリンでさえ、完全燃焼はしないと思っています。

  2. カネ 投稿者返信する

    完全燃焼ネタについて、理系女子の娘に話をしようとしたら「だいたい灰が残ってること自体完全燃焼じゃないじゃん」って話の腰を折られました。
    ストーブ好きで灰が出ることが当たり前と思っていましたが反論(それ以前か?)として「そこですか?」というのと「なるほどね!」というのと・・・
    経験的に灰が出ること自体を当たり前と思っていてはいけないのかも。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA