
昨日、以前薪を購入したことのある薪屋のおやじさんに薪ストーブの製作を頼まれ訪問していただいた。あいにくロケットストーブの燃焼方式以外の薪ストーブを造るつもりもないし、別途設計料がかかるので高くなるから、お勧めできないと電話で伝えていた。
薪については、この方ほど価値観を共有できて意気投合した方はいなかったので、なんとかご希望に沿いたいと考えていた。しかし、薪談義中に水分量の話になり、煙突からの水分の排気について話しが及んだ。私が「灯油1リットルを燃焼させると、約水1リットルが排出される」「含水率20%の1kgの薪を燃焼させると、約0.7リットルの水が排出される」と話すと、懐疑的な目で私を見つめる。お客様:「いやーそれはないなー」私:「お調べになればわかります。嘘はいっていません」お客様:「うーんないな~」私はスイッチが入った。「これをご理解いただけないなら、これ以上お話しすることはありません!お帰りください」気分はもう高倉健(映画の中の健さんにしてはベラベラ喋り過ぎますが・・・)。
そもそも私の価値観や考え方に、多少の共感を持っていただけるお客様であっていただきたいと思っています。また、根幹部分は譲れないものもございます(気分は健さん、カッコイイー)。商売としては不向きですが「いい~んです」(川平口調)。
互いの長い沈黙の後、 「それではどのような薪ストーブをお望みですか」と切り出す。私も大人になったものだ。しかし、後一回、否定されれば、ちゃぶ台返しの星一徹になっていたでしょう。
ご希望はロストル下部から燃焼空気を取り入れ、2次燃焼しないもの。そして針葉樹を熾で燃焼させるものと非常に困難な条件でした。私には不可能な条件に思えたので、その条件に少しでも近い既成品をお勧めして納得していただき喜んでお帰りいただいた。
私の考えはすべて正しいとは限りません。細かな流儀もございます。バイクにしても、渓流釣りにしても、薪割り、薪の保管、薪ストーブには相当なこだわりを持っています。趣味を同じくする方だからこそ、考えの違いがはっきりして、不愉快な思いをしたり、させたりする場合があります。 「自分は自分です」(西部警察の渡哲也)。自分のキャラクターを見失っていますね(笑)
