初対面の方は私の風貌は厳つく、怖い印象を受けるようです。実際はキレやすいところは多々ありますが、心は非常に打たれ弱く、ネガティブな事を考えて眠れなくなる小心者です。この記事も午前2時に目が覚めて書いております。
所ジョージさんのように楽しい事だけを考えて生きる方法も正しいのかもしれませんが、事実と向き合うことも大切だと思っております。
昨日、上田で行われた小出裕章さんの講演に行ってまいりました。昨年は松本市で行われた5回の公開講座に参加いたしましたが、薪ストーブと放射性物質について質問がしたかったので足を運びました。
今月28日に松本で番外編の公開講座があります。テーマは二酸化炭素と地球温暖化です。興味深いテーマですが、都合がつかないかもしれません。残念です。ちなみに小出さんも二酸化炭素による地球温暖化には懐疑的な科学者です。
長々と引っ張ってもしょうがないので 、私なりの答えを先に書きます。残念ながら日本の国土は原発事故で広大な大地(都市部も含む)も樹木も汚染されたのです。販売して良い薪の汚染は林野庁の指標値では40Bq/kg以下となっています。
例えば40Bq/kgの汚染された薪を一時間に3kg燃やし、120Bq/kgのセシウムが灰に残ったとしても使用し続けてもあまり心配はありません。ただ、お住いの地域の薪を燃やした場合は灰には濃縮されるのでお住いの周辺の土壌より汚染されている可能性があるので注意が必要です。
ご存知の方も多いと思いますが、食品は100Bq/kg以下で、40Bqは食品より厳しい基準なのです。薪を燃やすと焼却灰がでます。40Bq/kgの薪を燃やすと灰にはセシウムが150から200倍に濃縮されて灰は8000Bq/kgという高濃度に汚染された埋めることが許されない(処分できない) ものとなってしまいます。40Bqの根拠はそこにあるらしいです。原発や医療機関では100Bq/kgの低線量放射性廃棄物は黄色いドラム缶に入れられ厳格に管理されていますが、ゴミ焼却灰などは8000Bq/kg以下は埋めて良い事になっている現状は残念です。
小出さんによると、今回の原発事故で気をつけるべき放射性物質はセシウム137と134だそうです。
セシウムは融点は28℃ですが沸点は670℃です。通常では揮発しませんが、燃える薪は優にその温度を超えてしまいます。チェルノブイリ原発事故でベラルーシでは薪ストーブは小さな原子炉と言われました。しかし、正しく恐れるべき問題です。おそらく、ほとんどが灰の中に濃縮され残ると思われます。
私の考えですが、関東を含む放射線管理区域相当の汚染地域で、そこに暮らし、その地域の薪を燃やす場合は排ガスには微量のセシウムしか含まれていないと思います。煙により空間線量が上がることはないと思います。(そもそも原発事故で降り注いだセシウムで空間線量が高くなった)
汚染されてしまった地域に暮らす薪ストーブユーザーにできることは極力、汚染されて地域の薪を燃やさない事。(年配の方は放射線の影響は小さいので可)灰には濃縮されるので、むやみに近づかない、処分しない事が大切です。放射線の被爆の影響は年間1mSv以下でもしきい値はありません。10mSvなら10倍の危険、0.1mSvなら1/10の危険が科学の定説です。
一般に販売されている線量計について小出さんにお伺いしたのでお伝えします。10個の線量計があれば10個の違う数値を示します。数字自体にあまりとらわれても意味はない。詳しく調べるには数千万円のゲルマニウム半導体検出器の特殊形状の容器に入れ時間をかけて核種を分析する必要があります。
私は数千円のシリコン半導体や10万円程度のGM管、シンチレーション検出器を食品や薪に近づけて数値が上がったなど騒ではいけないと思っています。それは自然界の放射線も含めた空間線量で0.1μSv上がったなど食品や薪そのもの放射線量ではありません。例え100Bq/kgに汚染された食品でも線量計は反応しない汚染です。1μSv/h以上の反応する場合は相当やばい汚染かもしれませんが騒がないでください。正しく恐れましょう。
放射性物質は人が五感で感じうる事ができないそうです。感じる事があれば、それは即死だそうです。ですので私は空間線量計には多少は意味があると思っています。事実、汚染された薪を燃やし線量計を灰に直置きすると空間線量より明らかに上昇します。また、市民グループがシンチレーション式検出器で鉛の容器に密封して食品など時間をかけて測定するのも意味があると思っています。
最後に連日、大相撲問題や北朝鮮の脅威、オリンピックをマスコミは(特にテレビ)は伝えていますが、原発事故の都合の悪い情報はほとんど報道されません。
原子力緊急事態宣言は未だに解除されていませんし、今後100年たっても解除は無理なようです。小さな命ほど放射線の影響を強く受けます。お子さんは年間1mSv 以下の被爆を目指すべきで無用な被爆を避けるのは大切です。
自分用メモ
避難基準 20mSv の根拠と ICRP 勧告
1原子力災害対策特別措置法に基づいて「原子力緊急事態宣言」が告示
2 同宣言に基づいて原子力災害対策本部が設置
3 内閣総理大臣たる対策本部長がその権限に基づき、年間20mSv を避難 基準とするよう指示となります
