久しぶりのブログ更新です。昨日はコロナ自粛中ですが、県内400km弱移動して古民家の現場確認に行ってきました。

築170年余りの古民家の改修中でした。囲炉裏や竈により梁や土壁が煤けていい感じになっています。ここで暮らしたであろう、子供の落書きがありました。歴史を感じます。

建具も当時のものを使われるようです。私が子供の頃は街に普通に建具屋さんがあり、良い仕事をしていました。今はそんな建具屋さんが少なくなりました。
最近は古民家をリノベーションされる方も増えているようです。もちろん建築当時はコンクリートなどなく石場建ての住宅でした。ちなみに日本最古のRC構造の建物は約100年前の軍艦島の集合住宅です。コンクリートの質が悪く、かなり崩壊が進んでいます。コンクリートの耐久性は半永久ではなく施工条件が良くて100年、住宅では通常50年と思ったほうが良いかもしれません。
こちらのお客様にご縁があったのは、以前、薪ストーブを納品したT棟梁が手掛けた石場建ての住宅を、お仲間である今回の古民家改築のS棟梁が内覧したのが、きっかけのようです。
私は人が基本嫌いです。世の中の10人に1人は私にとって苦手な人がいて、9人とはとてもフレンドリーにできるのですが、ある集団に1人でも苦手な人がいると、その集団とはお付き合いができません。
ところがS棟梁と初めてお会いすると、直感で気が合う人と感じたのです。S棟梁は東北出身で各地を転々として、輸入薪ストーブの施工経験も豊富な方でした。以前T棟梁が施工した石場建て住宅に設置してある私が納品した薪ストーブを見て、「理にかなった薪ストーブ」であると感じていただき、今回の施主であるお客様に私の薪ストーブをおすすめしていただいたのです。S棟梁の職人としてのもの造りの本質を見極める力は、素晴らしい!「ほれてまうやろー」
また、「大野さんの薪ストーブは安いですよ」(施工も含め)とポツリ。ここ強調!!「大野さんの薪ストーブは安いですよ」
なんか営業ブログになってしまいました・・・私のブログをご覧になってお問い合わせいただくお客様は、一般の方より更にコストに厳しい見方をする方が多いです。セルフビルドをされる方などその典型です。私の見積金額に驚く方も時にはいらっしゃいます。しかし可能な限りお客様には滿足していただきたいと考えて仕事をしています。私にも家族の生活がかかっているのです。正当な労働の対価なのです。
S棟梁のもとで働く大工さんの中に20代の可愛らしい女の子がいました。彼女は県内でも有名な建築設計施工事務所で設計をしていたそうです。設計のみより現場でものを造り考えるほうが正しい人の道です。もの造りに手を出し、口も出しましょう。反面その様な人は、私が嫌いなタイプであったりしますが(笑)その設計事務所とは残念ながらまだ薪ストーブのご縁がありませんが、彼女の成長が楽しみです。
