脇田美術館「木のデザイン公募展」落選

残念ながら落選のようだ。
実は結構、自信があった。
自分で言うのも変だがなかなかのものである。
コンセプトが審査員に響かなかったのであろう、まして震災中の現状ではパフォーマンスなど迷惑な話である。
作品の締め切りは震災前の3.10であった。

せっかくなので一部を公開する。

落葉松の現状
明治12年に初めて長野県で落葉松の育苗に成功して以来、寒さに強く成長が早いため、長野県・北海道では戦後に木材供給を担う資源として大量に植林された。
しかし、森林・林業政策に経営のビジョンが欠如し、林業の弱体化を招いてしまった。
私は森林・林業再生プランの「10年後の木材自給率50%以上」も達成が困難ではと危惧している。
特に民有林では間伐しなければいけない森林が放置されているのが現状である。また、薪炭林(里山)も用材林に転換され生物の多様性も失われつつある。
落葉松においては土木・建築資材、梱包材等の需要が激減する中、新たな乾燥・脱脂技術により集成材、構造用合板、内装材の需要が期待されている。
このような、現状を国民が理解し、間伐により持続可能な資源とする必要があろう。

MOBILE HOUSE 信州カラマツ号 コンセプト
落葉松は長野県の民有林の50%を超えている。しかし、コストで外国材に対抗できないため地産地消も進まない。
また、曲がり、ヤニ等の問題で建築仕上げ材、家具材に不敵で、本来「木のデザイン」の素材としては非常に不向きなのである。
では、なぜ落葉松の「木のデザイン」なのか。
近年、森林に対する国民の意識は高まりつつある。その一助が「木のデザイン」公募展かもしれない。
私はその公募展の枠をさらに広げ作品展、美術館を出る必要があるとの考えに至った。まさに、作品を持ち出すのである。
具体的には東京への作品の搬入は自動二輪車で牽引し、信州のカラマツの宣伝カーとなる。また、その道中をYouTubeに投稿し再生数1万回を目標とする。それらはすべて作品である。
外壁、屋根はプレーナー加工されていない間伐材の荒材をランダムに並べ、本来の短所をあらわにして、落葉松が持つ生命力を表現する。赤く塗装されたスチールパイプはさらに躍動感を生む。
※製作はすべて当工房で行います。細部の構造・強度も問題なく施工できます。
今回の牽引車両(信州カラマツ号)は法律上、方向指示器・テールランプは取り付ける義務はありませんが公道走行中は取り付け安全に努めます。
また、走行中の事故に関しては公募展関係者の方々には一切責任がないことをここに誓約いたします。

2 thoughts on “脇田美術館「木のデザイン公募展」落選

  1. 鉄人アーツ 投稿者返信する

    向こうの欲しがりそうなもの
    ところが、「座ってみたい創作椅子展」に直球勝負したコンペも落選しました。
    一次も通過しないとはプロとしては情けない。

  2. クロード・モリ 投稿者返信する

    こちらも、初めての反原発アート、
    「注視FUKUSHIMA2011」が返されてきました。一画廊さんのコンテストでは返されて当たり前でした。
    5月1日から、うちで公開します。
    やはり、向こうの欲しがりそうなものを送らないとだめなんでしょうね。

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