燃焼効率と熱効率の違い

簡単に説明すると薪ストーブの燃焼効率とは燃えるもの全てが燃えた場合に100%となりますが、100%に近づけることは出来ても不可能に近いものです。ススは炭素が中心ですからススのない薪ストーブはないので、おわかりいただけるでしょう。

薪ストーブの熱効率は燃焼した熱がどれだけ室内に放出されたかです。高性能の日本の火力発電でも最高で60%程度です。それは熱をお湯を沸かしタービンを回して発電しますから、限界があります。熱は熱として利用するのが一番熱効率が良いのです。

ソロキャンプブームもソロソロ終焉かと思いますが、You Tubeなので薪ストーブの燃焼効率や二次燃焼と言うワードをよく耳にします。果たして科学的に検証したのでしょうか?

私は、ある公的機関に2015年11月に依頼して熱効率を計算していただきました。それに関するのブログがこちらです。

熱効率を計測した当時は1kgの乾燥状態のならの持つ熱量を求め(含水率20%以下自然乾燥)、巡航運転時の薪ストーブ本体から排気温度と各種排ガス(SOxNOx、HCl、CO2等)を測定して熱効率を導きました。

ChatGPT先生に尋ねました。「一般的な薪ストーブの熱効率を教えて」

一般的な薪ストーブの熱効率は様々ですが、一般的には50%から85%の範囲になります。熱効率はストーブの設計や燃料の種類、使用方法などに影響されます。良好な燃焼を促進するためには、適切な燃料と適切な空気流量が必要です。また、定期的なメンテナンスやクリーニングも効率を向上させる重要な要素です。

その一般的には50%から85%とはどこに根拠があるのか気になったので再び質問

「熱効率85%の薪ストーブとはどんな薪ストーブ」

熱効率が85%の薪ストーブは、非常に効率的な燃焼を実現する高性能なモデルです。これらのストーブは、高度な燃焼技術や断熱設計を採用しており、燃料を効率的に燃やして熱エネルギーを最大限に取り出します。具体的には、二次燃焼やエアウォッシュシステムなどの技術を使用して、燃焼プロセスを最適化し、排気ガスから熱を取り出す仕組みがあります。

また、85%の熱効率を実現するためには、適切な燃料と適切な運用も必要です。乾燥した木材やペレットなどの良質な燃料を使用し、適切な空気調節を行うことで、効率を最大化することができます。

このような高効率の薪ストーブは、環境に配慮した暖房方法として人気があります。燃料の消費量が少なく、排気ガスの量も少ないため、環境への負荷が低いとされています。

毎度、優等生の回答です。一般に煙突内の温度を下げないのが薪ストーブ業界の常識です。ですので高価な1m4万円の二重断熱煙突を使うのがセオリーです。

つまり、薪ストーブ本体から排気は高くなければならないのです。その意味でロケットマスヒーター(我が薪ストーブも含め)はだめな薪ストーブと思われてます。

とあるサイト 「世間で販売されている殆どのストーブの熱効率は60%前後と言われています」とありました。一体誰がどこで検証したのでしょう?私は当時、ものすごく時間をかけて調べましたが、そもそも薪ストーブの熱効率など皆無に近い情報でした。

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