薪の乾燥

とある10年前のDIY関連のロケットストーブ記事に対する、薪ストーブ大先輩のご自身の投稿を振り返ってのFace book投稿を拝読した。

10年前の投稿

「灰がたまらない??

本屋のMさんが私の本だということでお借りした。ロケットストーブ、ブームは今も続いているんだな~。

なんでも燃やせる、灰がたまらない、読むとそそることが書いてある。??

そういやカラマツが燃やせるストーブというのがあった。これも針葉樹が燃やせる、灰がたまらない。??

針葉樹は比重が軽い分灰分も少ないことは事実、でもそれだけではないようだ、どちらも高温で轟々と燃やす。

そりゃ溜まらん、どちらのストーブも灰が屋外に飛び出している。

仲間がストーブが燃えにくいということで診断したことがある。薪が乾いてない、その薪を燃やそうと扉を開けたり灰取り口を開けたりしていた。そして灰が屋外に飛んでいた。それじゃどこかの国のPM何とかと同じだね。(笑)

ストーブの歴史・進化を紐解くとこの辺りが理解できる。

本屋さんは本売らないといかんしな~。


最近の投稿
「ロケットストーブは最近聞かなくなってきたが、薪乾燥は一年でよいと言う講釈がまた頭を持ち上げてきた。

技術がある人は好きにすればよい。しかし毎年数千人の新しい薪ストーバーが生まれる(販売台数より)。そんなビギナーさんにも上手に燃やせる薪にするには(最大公約数として)二年二夏が必要なのだ。

もし一年でよいと言うなら誰がそれを伝えるのか。もちろん販売店にも業界にも薪屋にも責任はある、しかしそれだけでもないだろう。まあ昔より高温燃焼で助けられる機種は増えたけどね。

SNSは威力がある、マイナス誘導にならないようにしたいね。」


それに対して私はコメントをさせていただいた。

この雑誌は、薪ストーブの読み物としては百害あって一利なしだと思います。

今は薪ストーブを始めたいと思っても、経済的に導入が難しい時代です。

「誰でも確実に上手に燃やせる」ことを最優先に考えると、やはり2年2夏の乾燥が一番安全で無難な基準だと思います。

業界や販売店も含め、マイナス誘導にならない情報発信が大切ですね。

僭越ながら私の経験から一つだけ補足させてください。

薪の乾燥期間は、気候・風通し・日当たり・薪棚の配置などに加えて、薪の太さがかなり大きく影響していると感じています。私が普段使っているのは、平均一辺8cm程度の三角割り前後の(断面積)の薪です。

このサイズだと、条件の良い場所(風通し抜群・日当たり良好・雨をしっかり避けられる薪棚)で、冬伐採の広葉樹を中心に積めば、概ね1年で含水率20%前後まで落ち、十分快適に燃やせている実感があります。

ロケットストーブは細い薪、ロケットストーブ型薪ストーブの場合でも細めの薪(8cm前後がベスト)です。

もちろん炉の中で太い薪も燃やせますが、炉の中の温度を上げないと燃えません。投入頻度が増えたりしますが、この太さは部屋の暖房の熱効率には良いと思っています。

もちろん、「1年で絶対OK!」と誰にでも勧めるつもりは全くありません。あくまで「条件が揃えば1年でも実用レベルに到達する」という意味です。

生木でも完全燃焼。
生木は燃焼時間が長い。
そのような謳い文句を発信する薪ストーブ屋さんもいらっしゃいます。
それぞれのお考えがあってのお言葉でしょう。
熱効率を考えると20%近い乾燥の薪がベストです。
燃焼時に薪の水分を飛ばすエネルギーが少なくなるからです。

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