
常識としては煙の出ない薪ストーブが優秀な薪ストーブである。しかし、その常識を打ち破るのがロケットマスヒーターなのである。
どんな薪ストーブでも焚きつけ時に煙突からは白い煙が出ます。炉の中が十分に暖まっていない、薪が十分な燃焼温度に達していないためです。この状態は可能な限り短くあるべきです。
やがて温度が上がると白い煙が徐々に少なくなり青い煙になります(紫煙?)。さらに温度を上げると無煙になるのです。
ロケットマスヒーターは炉内の温度を上げても、排気温度を十分に室内に熱を取り込んでいれば、排気温度は低いので青い煙や無煙になりません。(コンロタイプのロケットストーブやヒートライザーから直で煙突に排気するタイプのロケットストーブは除く)
ここで、煙突出口の排気温度の違いによる煙の色について考察します。
100℃以下が白い煙、150℃から200℃で青い煙になり 250℃以上で無煙になるようです。(気温、湿度、風等の影響により異なります)
白い煙は木酢液を含む湯気です。青い煙は温度が上がり木酢液の一部は水蒸気になり、残りの細かい粒子は光の屈折率を変えて青い煙になるようです。水蒸気は気体であり、目に見えません。湯気は非常に小さい水の粒子で白く見えます。(青い煙は更に小さい粒子です)
木質バイオマスストーブ 環境ガイドブックには「安全な白い煙」と「要注意の青い煙」とあるが、これについては理解できない。役人がつくったのだからちゃんとしたデータに基づくのだらう。しかし、ダイオキシン類を健康への影響を示しながら、なぜ放射性物質の記述はないのであろう?まあいいや。
良好なロケットマスヒーターの燃焼は点火直後の白い煙ではなく、十分にヒートライザーで高温に燃焼した後にその熱を十分に回収するため排気温度が低くなるために出る、白い煙が良いロケットマスヒーターなのです。ただし、写真のように外気が5℃以上になると極端に湯気の煙は少なくなります。寒くなければ吐く息が白くならないのと同じ。
このように40℃以下の煙突トップからの排気でも外気が暖かれば無煙になる場合がありますが、薪ストーブをつけるのは寒い時ですので 、外気温度が低い時は必ず白い煙は出るのです。これは、木酢液を含む湯気です。
薪をストーブで高温燃焼させた後の木酢液の成分は薪の量に比例すると思われます。ただ、高温で外気に放出してしまえば青い煙や無煙となりますが、木酢液の成分も放出していると思われます。
良好な燃焼でも多少の有害物質はあります。薪を2倍も燃やせば、有害物質も2倍になります。ですので、薪はあまり燃やさないほうが良いのです。
良好なロケットマスヒーターは燃焼温度が低い訳ではありません。燃焼は高温ですが排気温度が低いのです。ケチキュートはサイクロン燃焼で高温に焚きながらも低温の排気なのです。

カネ様
ご無沙汰しております。
煙につきまして、ブログを書きましたので御覧ください。
ケチキュート選ぶ人は「木酢液を含む湯気(白い煙)が出ているのが正常状態」というのは分かっていても、隣近所に理解してもらうのが大変かもしれませんね。
煙いとか臭いと思うと、「煙出しているから」となるでしょうから。
以前書かれていた湯気を積極回収して「外に極力見せない」煙突トップとかあると欲しいですね。開発しても普通のストーブには使えないので儲からないとは思いますが。。