ケチキュートはなぜ細薪か?

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ペットボトル500mlと薪の比較。通常の太さの薪の1/4から1/2。
ここ数年はケチキュートの表記を控えていました。ケチにはネガティブなイメージがありますからね。しかし、もったいない精神は大切なのです。薪ストーブオーナーで多い方はワンシーズン8トンの薪を燃やします。8トンと言われてもピンときませんよね。楢なら隙間なく積んで1立米およそ500kgになるので8トンなら16立米となります。4mX2mX2m小型のトラックぐらいの大きさになります。また、乾燥に普通は2年かかりますので通年、小型トラック2台の薪置き場のスペースが必要になります。その都度乾燥薪を買うから良いという人はここから先は読まないでください(笑)

細薪のデメリット
1,太さの長辺20cmが太薪、細薪の太さの長辺を8cmとすると太薪を1/4から1/2に更に割らなければなりません。これは結構大変な作業です。
2,薪棚に積んだ場合に隙間が多くなり設置容量が増える。
3,火持ちが悪い。

細薪のメリット
1,乾燥が早い。条件で変わりますが針葉樹で半年、広葉樹で1年の乾燥期間。
2,着火しやすく、よく燃える。
3,軽いから火室への投入が楽。

以上のような事が考えられます。要するに薪割りの回数が同じで、薪の消費量が半分以下で、着火しやすく暖かければ最高ですよね。ケチキュートならそれが可能です。

ケチキュートの特徴
よく燃えるが多くを燃やさない。太薪も燃やせますが、その場合、それなりの火力アップが必要になり薪の持つ熱量を煙突から多く捨てる事になります。高級薪ストーブも基本的に多くの熱量を捨てています。熱効率で言うと40%前後を捨てています。ケチキュートは20%。熱効率が80%と薪ストーブ本体のみで驚異的数値です。(公的機関での測定結果)
燃焼方式としてロケットストーブの方式です。ロケットストーブは一般的にはコンロタイプでDIYするものです。「細い薪で十分」とか言われておりますが、ロケットストーブは太い薪は実は燃やせないのです。太めの薪は消えてしまいます。ケチキュートは燃やせますが、部屋が暑くなるので燃やしません。細い薪で暖かく長く燃える。立ち上がりが早いため部屋が早く暖まる。しかも低燃費。理想的な薪ストーブかもしれません。
交換の必要のある触媒を使っていない耐久性のある構造で、酸素・炎・木ガスが渦燃焼(サイクロン)により、触媒薪ストーブと同等の燃焼効率。(実は薪ストーブは普通90から98%程度なので燃焼効率はさほど重要ではありません)
火力調節(サイクロンの流量と回転数)が可能な世界で唯一無二の薪ストーブです。(サイクロン燃焼特許登録済)

 

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