ロケットストーブの木酢液と小枝

久しぶりのブログ更新です。
特に目新しいネタではないのですが来店したお客様が木酢液について必ずご質問されるので整理したいと思います。
以前も記事に書いております。「煙の出ないロケットストーブはダメなストーブ」
 いま読み返しても良い記事です(自画自賛)
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日本木酢液協会HPの画像

ロケットストーブから排出される液体はタールを含む粗木酢液です。
これも我がブログの木酢液記事

何度も記述していますが1kg(含水率20%)の薪を燃やすと約700mlの粗木酢液成分が出ます。どんなに完全燃焼する薪ストーブでもです。我がサイクロンジェットストーブは99%(第三機関による試験で含水率20%以下の薪で巡行運転1時間の平均値)の燃焼効率ですが燃焼効率の問題ではないのです。水素が燃えれば酸素と結合して水になるのですから。灯油を1L燃やせば約1Lの水が発生します。
薪ストーブの粗木酢液は簡単に言えば、湯気になり煙突トップから見えるか水蒸気となり見えないか、あるいは煙突内で結露するかしないかの問題です。

外気や湿度、煙突の断熱性能、施工状況により粗木酢液は煙突内や煙突トップ発生する場合もあれば発生しない場合(目に見えるまたは見えないだけです)もあり、条件で異なるのです。煙突の施工条件で風圧帯の問題がない場合は煙突が短くできます。また、外部煙突を二重断熱煙突にするとほとんど粗木酢液は目に見える形で発生しない場合があります。この場合は多くの粗木酢液は煙突から外気となり放出されているのです。今一度申します。どんな高価で高性能の薪ストーブでも粗木酢液成分は必ず発生しています。高温で煙突トップから排出される粗木酢液成分は温度が高ければ気にならない場合があるだけなのです。サイクロンジエットストーブも煙突が真直ぐに近い施工で貫通部分と外部の煙突を二重断熱煙突にすることで煙突内部での粗木酢液は気にならないレベルに抑えることができます。

その他、多くのお客様からその辺に落ちている小枝は燃料に使えるの?と質問を受けます。答えは使えますが実用的ではありませんと答えています。先ず、小枝の樹皮がサランラップ状態になり乾燥が進みにくく乾燥に時間がかかります。乾燥を促すために小枝を割るのは大変な作業ですし危険です。
少し太い薪を集め割る労力と小枝を拾う労力を比べてください。恐らく割つた薪のほうが効率が良いはずです。薪集めと薪割りは大変な作業ですが小枝は更に大変だと思っております。だだ、乾燥した小枝は早く燃え尽きてしまうため主燃料とはなりませんが、焚付には良いでしょう。

あと、ロケットストーブは灰が少ない等の記述が散見されますが、これは大きな間違いです。樹種により驚くほど灰の量は変わります。概ね針葉樹の方が燃焼させた薪の重量に比べ広葉樹の1/5ぐらいになります。また、ロケットストーブはヒートライザー部分で灰が舞い上げられています。完全燃焼で灰が少ない等は都市伝説です。

 

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