
火床のコークス炉が完成した。戦前はどこの鉄工所でも当たり前にあったものだ。
しかし、現在の鉄工所にはあるまい。必要としないのである。
炉は耐火レンガでできている。近くのコメリでブリックヤード7個を購入。
SK32相当1300度の耐火性があると言う。
近くにJIS刻印のある耐火レンガもないし148円と安いのでしばらくは使用してみることにした。
しかし、耐火レンガは雨の掛かる外で展示されていた。雨に濡れているのである。高い温度の火を入れると割れてしまう。耐火レンガは水に弱いのである。
鉄製のロストルを使う人もいるがレンガを3つに合わせハンマードリルで穴あけ。3ミリの隙間も設けブロアーからの給気もばっちりだ。
このほうが長持ちだし安い。

石炭コークスもダルマストーブが多い時代は近くの燃料店で買えたのだが現在は入手が大変だ。
また、燃料としては高いもので1kg安くても200円する。
しかし、炭では温度が上がらないのでやむをえない。
コークスの着火も難しい。
少量の炭を下に敷きコークを1.5kg入れた。バーナーであぶりブロアーも全開に。
火が安定するのに20分ほど時間がかかる。
ブロアーがなければたちまち火力は弱くなり消えてしまう。
鍛冶屋にとって鞴(ふいご)は命であるのを改めて実感する。
