薪ストーブの取手

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私のものづくりは、アールヌーボーやアイアン調、アンティーク調は基本好みでないので製作しない。「デザインしないデザインが」私の基本である。必然的に可能な限りシンプルとなる。あれこれ装飾を施すのも大変であるが、単純なかたちのデザインは難しいのである。

私の造る薪ストーブは取手が多い。以外にも木製の取手は評判がいいのですよ。
素材はオーク材(ナラ)の樽で樹齢100年の柾目と言われている。スペインでシェリー酒の樽として利用された後、日本に輸入され、今度はウイスキーの樽としてまた100年間。誕生から2世紀も存在しているものである。

私は下戸なので酒の旨さがわからないが、かんなで削りだしたり、穴を開けると工房の中が甘い香りに包まれる。酒の好きな方が羨ましい。酒の楽しみを知らない私は、人生の楽しみの半分を初めから失っているようだ。

蜜蝋仕上げ前であればウイスキーのいい香りを感じる。写真の一番手前のものが完成品である。かんなで一皮むけば再びいい香りがする。

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