竿や青竹おじさんごめんなさい

仕事中、どこからか懐かしい「竿や〜青竹〜」の音。「20年前のお値段です」と。昔からの定番だ。20年前から毎年値上げしていれば、それはウソではなく利幅のある商売となると軽く心のなかで突っ込む。やがてその音は止み、自宅前で車が停止する。ご近所でどなたかが買うのか?と思いきやお客さんは現れない。また、お昼時で弁当でも食べてるのかと思ったが、やがて、おじさんは車を降りウロウロする。なんか不審な動きをするおじさんだ。するとおじさんは「私に、ここは坂ですか」と尋ねてくる。はいと答えると「ここも坂ですか」とまた尋ねる。「見ればわかるだろ」と心の中で突っ込む。 自宅前の西側はゆるやかな砂利道である。おじさんは「バッテリーがあがっちゃって」と困り顔。エンジンの押しがけを試みたいのだとガテンがいった。しかし、あまりにも緩やかで短い砂利の坂道に即座に「これは無理だと」直感。お気の毒なのでブースターケーブルを取り出そうと考えたその瞬間、「ここが坂ならすぐにエンジンがかかる」と言い出した。思わず「やってみろと」語気を強めて言い返してしまった。内心すぐに泣きついて来ると思いきや、おじさんはやる気満々で短い距離なのに車を一人で押しながら加速させ乗り込みエンジンをかける。馬鹿なおっさんだ。呆れて目をそらすと、なんと一発でエンジンがかかる。正直、驚いた、いや腹が立った。おじさんは私の前でエンジンを軽くあおり去っていつた。おじさんと目を合わせることは出来ませんでした。おじさんはきっとドヤ顔であったであろう。あっぱれ、ごねんなさい。

このエピソードをツイートしょうと考えていたが、この話に終りはなかった。 私の軽トラを荷物の積み込みのため移動しようとエンジンをかける。ところが、セルが軽く唸るだけ。典型的なバッテリーあがりだ。新車購入以来バッテリーは一度もあがったことはない。冬ならともかく、まだ9月だ。何度やっても力のないセルの音。おじさんのたたりか思った。
おじさんに出来て俺に出来ない訳はないと勝手に思い込み、押しがけにチャレンジ。おじさんより助走は短いので妻を呼び出し押してもらい、2人で押し始め、途中で車に乗り込みクラッチを2速に繋ぐ。ところが砂利道にタイヤが滑りエンジンが回らない。 おじさんの圧勝だ。参りました。

俺には道具があると気を取り直し、ブースターケーブルでプリウスと軽トラックをつなぐ。ところがプリウスは停車時はエンジンが回らないことが多い。電源としてはあまり向かないのだ。またまた、妻を呼び出しプリウスのアクセルを踏んで貰う。ダメだウントもスントもいわない。これは本格的な電気系統の故障を疑う。おじさんの笑う顔が脳裏にうかぶ。

下った車を元に戻すため軽トラを2人で押す。しかし、砂利道なので足が滑り断念。 牽引ロープを取り出しプリウスにつなぎ引き上げる。一旦軽トラを駐車場に入れ、バッテリーの点検。テスターで電圧を測る。本来は比重計で測るのが正解だが、道具箱の奥なので面倒なのでこれで良しとした。
電圧が検知出来たり出来なかったり、なんかおかしい。よく見たらテスターのコードの接触不良。いやいや参った。
とりあえず、充電器もあるので充電を試みる。ところが、充電を開始すると充電器のガラス管ヒーズが切れて充電が出来ない。ヒーズを4キロ離れたホームセンターに買いに行き再び充電開始。今現在、充電中。問題ない。

おじさんお許し下さい。私が悪うござんした。 

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