薪ストーブと焚き火は似て非なるものです。主に木材を燃やすので、同じようなものと考えられますが、薪ストーブは煙突効果により燃焼を助けますし、ある程度、空気を絞り火力調節が可能です。
焚き火の主な機会はキャンプでしょうか?私はキャンプでの焚き火は否定派でした。直火OKのキャンプ場は少なくなりましたが、燃え残った炭などを見ると、うんざりしてしまいます。ローインパクトとか自然との共生など至高な理念などありません。単にキャンプ場、河原、林道での焚き火の痕跡が嫌なのです。
最近は安価な焚き火台が販売されています。
意外と高性能です。下からの空気の供給もあり良く燃えます。また、なんと言っても痕跡が残りません。
私が購入したのは収納サイズ直径約8cmx長さ65cmのものでした。購入後にジョイント式があるのを知り改造をしました。長いと、普段の家での収納の収まりが悪いのです。
今年は8月下旬からずっと天気が悪いです。キャンプを計画していましたが、ようやくソロキャンプツーリングに行ってきました。信州に移住してから、恥ずかしながら一度も奥志賀に行ったことはありませんでした。なので昔の奥志賀スーパー林道(現長野県道471号奥志賀公園線と502号奥志賀公園栄線)を走破。林道はダートは一切ありません。少し道は狭いですが大型バイクでのツーリングにも良いかも。キャンプ場はカヤノ平キャンプ場です。管理人さんに焚き火について尋ねると、直火は禁止ですが、焚き火台を使えばOKとの事。
一年ぶりのキャンプですが、DF200Eでのキャンプツーリングは初めてです。とても良い写真が取れる条件ではありましたが、まさかのスマホ充電切れ。充電バッテリーも忘れ、バイクのUSB電源からも何故か充電がうまくいかず・・・
残り2%で最後の写真。その後すくにシャットダウン(T_T)いつも詰めの甘い私です。
薪ストーブも焚き火の薪も薪を買わないのが私流です。キャンプ場で購入した針葉樹薪はいかにも情緒がありません。現地調達いたしましょう。
ここにも詰めの甘さが露呈。キャンプ場に無料の薪に適した材など少ないのです。幸い白樺の枝が確保できましたが、薪にするには相応しくありません。前日までの雨で湿っているを通り越して、芯まで濡れているのです。それでも生木よりはまし?生木は細胞内に水分を含んでいて乾燥まで時間がかかります。また、直径8cm程度の薪は割らずにそのまま使いますが、樹皮がサランラップのような役割をして割った薪に比べると圧倒的に乾燥しにくいのです。お客様の中にはその辺の森で枝でも調達して薪ストーブライフなどと考える方がいらっしゃいますが、乾燥しにくいのと、寒冷地で年間2トン弱の薪を枝で賄うのは困難です。
今回の焚き火の自主練習(お仕事の研修)は惨憺たるものでした。濡れた薪ですので、先ず点火が困難です。年間の約半分を火遊びする私でも、最低限の安定した燃焼まで1時間以上を要しました。
手首以上の太さの白樺の樹皮をナイフで切れ目を入れ、むしり取ります。この作業は気持ちよく禿げるので楽しいです。また、白樺の皮は濡れていても燃えやすいです。その枝を今度は鉛筆を削るように削ぎ落として切り屑を樹皮の上に落とします。普通はこれで十分な焚付ですが、今回はビショビショの小指から親指程度の太さの枝にさえも燃え移りません。これを何度となく繰り返したのです。流石に萎えました。薪は260℃程度に温度を上げないと木ガスとして燃焼しません。また、未乾燥の薪は大量の煙が発生します。これでは体の芯まで煙臭くなるので、私が、いまいちキャンプでの焚き火が好きになれない要因です。
今回はなんとか点火できましたが、道具に助けられました。
切れ味鋭いモーナイフ(自分で研げる事が重要です。1泊程度のキャンプ使用頻度では革砥で切れ味が回復します。)火吹き棒(これがなかったら今回は点火しませんでした。アマゾンで購入しましたが100均のセルカ棒でも分解加工して代用できます。)焚き火台(直火で地面が濡れていたら更に困難です。)火ばさみ(皮手などに比べ使い勝手が数段良いです。)ポケットゴムボーイ(コンパクトで良く切れます。)
ダイソーで購入した300円の角型スキレットも情緒があり素敵です。ジュウジュウと焼ける鶏肉を眺めていると「わんぱくでもいい。たくましく育ってほしい。丸大ハム」の幼き頃の懐かしいフレーズを思い出す。40年以上前のテレビCMのキャッチコピーです。
私の冒険心を育てたCMです。スキレットでベーコンも焼きました。ノンアルビールがグイグイと進みます。アルコールが好きだと、もっと美味いのだろうなと酒飲みを羨ましく思う。調理は網で直焼きよりスキレットの方が失敗はありません。網だとどうしても食品に煙のタール等が付着してしまいます。完璧な熾火(炭が燃える状況)は現地調達の薪では再現が難しいです。角型スキレットの欠点として重いことと隅が汚れた場合に洗いにくいです。後、スキレット全般なのですが、鋳物ゆえ高温の状態で水をかけると割れる恐れがあります。昔、ロッジの12インチダッチオーブンを購入してシーズニング中に蓋に亀裂が入り、購入店で交換してもらいました。急激に冷やしても暖めてのいない状況でした。有名メーカーでも個体差があるのでしょうか?
使い物にならなかった道具として中華激安ナイフ。
スタイルも良いし、そこそこ切れましたが、今回は薪のバトニングに持参しました。ブレード厚4mm とちょっと心もとないですが、安物だし峰を丸太でガンガン叩く予定でした。ですが20回程度の打撃で柄が折れました。ブレードと柄が一体ではなく溶接で、しかも点付け。これでは衝撃に耐えません。帰宅後に溶接で補修。
次回は鉈を持ち込み、最小限の道具でテントを持参しない野宿でもしてみるか。
